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国民病の肩こり、肩の痛み
腰痛と並んで、悩みを抱えている方が多い肩の不調。
特に肩こりは国民病であり、国民基礎調査で調査した、「気になっている症状」では、男性で2位。女性で1位となっています。
肩こりとは、運動不足や疲労の蓄積により、肩の筋肉に血流不足がおこり、本来血液によって流されていくべき疲労物質が肩にたまることによりおこるものです。
そしてそれは肩こりだけに留まらず、様々な肩の疾患へとつながっていく可能性があります。
肩のコリや痛みの原因
肩関節は鎖骨、肩甲骨、上腕骨の3つの骨が、歯車のようにうまく噛み合わるように動くことにより、スムーズに動きます。
しかし、この3つの骨の動きのどこかが、なにかしらによって阻害されてしまうとスムーズに動かなくなり痛みや違和感となります。
骨の動きを阻害する原因としては、筋肉の不調、神経伝達の不調、関節の変形などいくつかありますが、特に多いのが筋肉の不調だと私は日々の経験上感じています。
各肩関節疾患の特徴的な症状の目安
確定診断には医師の診察が必要となります。
- 肩が重だるい、つまる、張る。デスクワークや車の運転、同じ姿勢で行う仕事に従事する方。
➡肩こり - 40歳代から60歳代。夜寝ているときに痛みで目が覚める。肩の動きが著しく悪くなった。手を背中や頭に回しづらい。肩だけでなく、腕も痛い。
➡40肩・50肩(肩関節周囲炎) - 肩の側面が痛む。腕をあげる途中や下げる途中で痛む。
➡腱板炎 - 首を動かすと肩が痛む。中年以降である。
➡頚椎症神経根症 - なで肩の女性に多い。20歳代から30歳代で発症する。首から肩や腕にかけてしびれ、だるさ。
➡胸郭出口症候群
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