肩の前側の痛み
〜肩の前側がズキズキ痛む…その原因は力こぶの筋肉が原因かも?〜
「肩を動かすと前の方が痛む」
「荷物を持ち上げたときにズキッとした」
そんな症状はありませんか?
それは上腕二頭筋長頭炎(じょうわんにとうきん・ちょうとうえん)かもしれません。
上腕二頭筋ってどんな筋肉?なぜ痛くなるの?
上腕二頭筋は、力こぶを作るあの筋肉!
「二頭」という名前の通り、2本の筋肉(上腕二頭筋短頭と長頭)が上腕の前側にあります。長頭が外側を走行し、短頭が内側を走行します。
その2本をまとめての名称です。
働きとしては、腕をあげたり、肘を曲げたり、手のひらを上に向ける時に働きます。
そのうちの「長頭(ちょうとう)」という筋肉の腱が、肩関節(上腕骨と肩甲骨からなる関節)の上腕骨の前側を通っています。ここの部分で上腕骨と上腕二頭筋腱が擦れあい、炎症を起こすと【上腕二頭筋長頭炎】になります。
主な症状
✅ 肩の前側(前面)にピンポイントの痛み
✅ 腕を上げる・捻ると痛む(特にバンザイや外旋)
✅ 肘の曲げ伸ばしでも痛むことがある
✅ 夜間痛(寝ているときにうずくことも)
肩の奥ではなく、前の方がズキズキ・チクチク痛むのが特徴です。
どんな人がなりやすい?
上腕二頭筋長頭炎は、
✔ スポーツ(野球、テニス、水泳など)
✔ 肉体労働(繰り返し腕を上げる作業)
✔ 姿勢不良(猫背や巻き肩)
✔ 加齢による腱の劣化
など腕や肩を酷使する方で起こりやすく、40〜60代の方にもよく見られる症状です。
また、五十肩(肩関節周囲炎)と併発しているケースも多いため、注意が必要です。
痛みを放っておくと…
痛みが続くことで、肩をかばうクセがつき、
👉 他の筋肉や関節に負担がかかる
👉 腕が上がらない、後ろに手が回らないなど、可動域の制限が強くなる
👉 炎症が慢性化して回復に時間がかかる
…という悪循環になってしまうことも
当院での対応
接骨院らくらく堂では、
🔸炎症の早期軽減(アイシング・超音波・ハイボルテージ)
🔸原因となっている筋肉・関節への手技療法
🔸巻き肩や猫背など不良姿勢の矯正
🔸日常生活でのアドバイス(姿勢・動作の工夫)
🔸再発予防のストレッチ・在宅トレーニング指導
などを組み合わせて、症状の根本改善をめざします。
最後に…
肩は荷重関節ではないので、肩痛は比較的治りやすい痛みと感じてます。ですがそれはしっかり施術したらの話です。放っておくと炎症が強くなり、やがて関節内に炎症が及び、強い痛みと長期の療養が必要となります。
違和感や痛みを感じたら、早めのケアが◎!
お身体のサインを見逃さず、私たちと一緒にラクラクな肩を取り戻しましょう😊
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