腰椎分離症・すべり症とは?

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腰椎分離症・すべり症とは?

〜中高生の時、スポーツに打ち込んだ方に多い腰痛〜
「腰を反らすと痛い…」
「立っていると腰がだるくなる」
「最近、お尻や足にしびれが出る…」
そんな腰の痛みや違和感にお悩みの方、もしかしたら腰椎分離症(ようついぶんりしょう)・すべり症(すべりしょう)が原因かもしれません。

腰椎ってどこのこと?

背骨は頭蓋骨から骨盤(仙骨)までの間にあり、首が7個、背中が12個、腰が5個、合計24個。そのうち腰の部分を「腰椎(ようつい)」といいます。
腰椎は5つあり、重い上半身を支えながら曲げたり伸ばしたり、自由に動けるようになっています。

 腰椎分離症とは?

腰椎分離症は、腰椎の後ろ側にある「椎弓(ついきゅう)」という部分が疲労骨折を起こして、骨が分かれてしまう状態です。
特に10代のスポーツを頑張る学生さんに多いです。
スポーツをしない方でも100人に1〜2人は分離症があるといわれてます。
繰り返しの腰の反り・ひねり動作
✅ スポーツの負荷(野球・サッカー・体操・ バレー・剣道など)
これらが原因で起こることが多いです。

腰椎すべり症とは?

腰椎が分離したまま放置すると、後ろの支えを失った腰椎が前にズレてしまうことがあります。特に腰椎の1 番下の骨である、腰椎5番に多く起こります。
この状態が腰椎すべり症です。分離症によるもの以外にも、先天性のもの、加齢による変形性によるものもあります。
腰椎がずれることで、周囲の神経や靭帯が圧迫され、腰や下半身に痛みやしびれの症状が出ることもあります。

症状の特徴

腰を反らすと痛む
✅ 長時間立つ・歩くと腰がだるくなる
✅ お尻や太もも、ふくらはぎにしびれや違和感が出る(すべり症が進行した場合)
✅ 朝よりも夕方に痛みが増す

こんな人に多い

🔸 成長期の学生(分離症)
🔸 腰をよく反らすスポーツ選手
🔸 中高年の女性(すべり症は特に多い)
🔸反り腰の方
🔸 腰をよく使う仕事をしている方

骨癒合の期待

青少年期の分離症は、発症からあまり時間が経過していなければ、スポーツを中止し、コルセットなどで3〜6ヶ月ほど固定すれば骨癒合が期待できます。
しかし青少年期でも時間が経過していたり、成人の場合は骨癒合は期待できません。
なので早期発見と治療が望ましいです。
診断にはCTやMRIが必要なので、病院での診察が必要です。

放置すると…

痛みをかばって姿勢が崩れたり、筋肉が緊張しやすくなるため、慢性腰痛や下肢のしびれにつながることもあります。
日常生活に支障をきたすようになってしまうと手術する場合もあります。
「成長期のうちにきちんと治療する」
「痛みを繰り返さないようにケアする」
「良い姿勢と身体動作を身につける」
これがとても大事です。

当院でのケア

接骨院らくらく堂では、腰椎分離症・すべり症の症状に対して、
🔸 必要であれば背骨・骨盤・仙腸関節の矯正 
🔸 骨盤・腰椎の筋バランスの調整
🔸 筋肉の緊張を緩める施術
🔸 腰に負担をかけない動き方の指導
🔸EMSでの体幹トレーニング
🔸姿勢と身体動作の指導
🔸体幹トレーニングやストレッチのアドバイス
などを行っています。
「痛みが強いから運動はムリ…」「すべり症だからこのまま痛みと付き合うしかない……」とあきらめる前に、できるケアから始めましょう!

最後に…

腰椎分離症・すべり症であっても、必ずしも痛みを感じるわけではありません。分離症・ すべり症であっても痛みを感じない方もたくさんいらっしゃいます。つまり痛みを軽減、消失させることができるのです。
腰の違和感を「年だから仕方ない」「成長期の痛みだから…」と放置しないで、少しでも不安があればご相談くださいね😊
私たちと一緒に、痛みのない毎日を目指しましょう✨
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この記事を書いた人

西尾 拓真のアバター 西尾 拓真 らくらく堂接骨院 院長

・治療家歴14年以上、柔道整復師の国家資格者
・北名古屋市生まれ、2児のパパ
・業界の名門、米田柔整専門学校を卒業
・名古屋と一宮の接骨院で修行を積む
・2013年、先代の跡を継ぎ院長就任
・スポーツ活法トレーナー資格を取得
・SCJMベーシック、アドバンスコース受講
・業界で著名な50肩専門院にて半年間の技術指導を受ける
・重心軸を整える整体法「body core理論」を修学

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