足首の状態が全身に影響する
では、なぜ足首の歪みが全身に波及するのでしょうか?
それはキネマティックチェーンといい、全身は連動しているという考えから成り立ちます。
足首が内側に倒れるとスネ、膝、太腿、股関節といった下肢全体が内側に捻じれ、下肢が内側に捻れると骨盤は構造上、前に倒れます。
そうなると骨盤の上に乗っかっている腰が反ってしまい、女性に多い反り腰となります。
腰が反ってしまった分、バランスをとるため背中が曲がる必要ができ、猫背となります。背中がまがると今度は頭を前にだす必要ができ、ストレートネックとなります。
これが典型的なパターンの1つです。
このように体は1つの部分が乱れると、そこにつられて乱れたり、そこを修正しようと反対側に乱れたりしてバランスをとったりします。
地面と接する唯一の部位である足底、そこに最も近い大きな関節である足首は歪みの発信源となっていることが多いのです。
ただし、骨盤から歪みがきている事も多く、かつ波及度が高いので私は骨盤を最重要としています。
ては、ここで靴底の減り方以外の足首の歪みのチェック方法をご紹介します。
足首の歪みのチェック方法
チェック①
仰向けでダラ〜んと脱力した時に、つま先はどちらを向いていますか?
外側45度に傾いていればオッケーです。
両足で90度の直角が作れているということですね。
女性は内側に向いている方が圧倒的に多いです。この場合は内側に負担がかかっています。
男性はもっと外側に向いている方が多いです。この場合は、外側に負担がかかっています。
また左右均等に倒れていないという場合も問題です。
チェック②
自然体で直立します。
足元を見ずに、一歩踏み出してください。
この時に、中指がまっすぐ前を向いていればオッケーです。
外や内に向いていれば、向いた方に歪んでいるということになります。
いかがでしたか?
では、次回からはセルフケアの方法をご紹介します。
参考図書
当院の足首、膝への施術内容案内ページ
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