スネの内側の痛み
スポーツ愛好家や部活を頑張る学生さんに多いスポーツ障害です。一般的には「シンスプリント」とよばれています。
正式には脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)。
弁慶の泣き所の少し内側。特に中央より少し下1/3がズキズキ痛くなる障害です。
走る・跳ぶ動作が多い人に発症しやすいです。
どんな人がなりやすい?
✅ 部活をがんばる学生さん(陸上・バスケ・サッカーなど)
✅ ランニングを始めたばかりの人
✅ 急に運動量を増やした人
✅ 硬い路面で走っている人
✅ 扁平足やX脚の人
「走り込む季節になると、すねの内側が痛くて…😢」って悩むパターンが多いです。
主な原因
⚠️ 簡単にいうとオーバーユース(使いすぎ)!
🔹 繰り返しの衝撃(走る・ジャンプ)
🔹 筋肉(ヒラメ筋・後脛骨筋など)が脛骨を引っ張る負担
🔹 偏平足やX脚など下肢のアライメント異常
この繰り返しの負荷で脛骨の骨膜に炎症が起きます。
症状
✅ すねの内側(下1/3くらい)がジンジン・ズキズキ痛む
✅ 押すと痛い
✅ 最初は運動後だけ痛む→ひどくなると常に痛む
✅ 走り始めは痛くて、しばらくすると少し楽になる
~ご自宅でできる対処法~
✓まずは安静!
痛みがひどいときはしっかり休むのが大事。
無理に続けると疲労骨折に進むこともあります。
休む勇気も必要です!
✓アイシング
1回15〜20分、1日3〜4回冷やして炎症を抑える。
✓ストレッチ・筋トレ
•ふくらはぎ(下腿後面)のストレッチ
•足底の筋肉もケア
•弱い筋肉を鍛える(後脛骨筋の強化)
✓靴・インソールの見直し
クッション性のあるシューズにする
✓サポーターやテーピング
土踏まずをあげるようなサポーターを使う。もしくはテーピングを行う。
※当院で販売しているサポーターはこちら
ジェルアーチ ¥1400
ハクアーチ ¥3630
✓徐々に復帰
痛みが完全になくなってから、少しずつ運動量を戻す。
当院でのアプローチ例
- ハイボルテージやマイクロカレントなどの電気療法を行い除痛、組織回復促進。
- 症状に関連している部位へのマッサージやストレッチなどの手技療法を行い除痛、組織回復促進、関節可動域の改善。
- 弱化した筋肉のトレーニング
- 歩き方や立ち方の指導を行い、日々の生活の負担を軽減。
注意点
☑️ 無理を続けると疲労骨折になる危険大!
☑️ 「ただの筋肉痛でしょ」と放置しないこと。
なんでも早めの対処が良しっ!です
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